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Windows Terminalを設定してみた
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Windowsで開発する
これまで、WindowsでのターミナルはConEmu -> Cmderと使ってきました。その後、Windowsで開発することがほぼ無くなってしまったので何もしていなかったのですが、今回Windows上でRemixを使ってアプリを作ることにしたので、Windows Terminalをインストールしてみました。
Windows Terminal
Windows Terminalは、DirectXベースの高速なGPUレンダリングエンジンを採用し、高解像度画面やUnicodeテキストでもスムーズに描画します。それによって、スクロールや表示速度が劇的に改善されています。また、カスタマイズ性も優れており、配色、背景画像、キー割り当てなどの様々な項目がsettings.json
で調整できるようになっています。
個人的に良いな、と思っているのは、Windows TerminalがOSSとして開発されている点です。コミュニティによってノウハウが共有され、協力して改善を進めることができます。ライセンスはMITライセンスです。
変更した設定
変更した設定をメモとして残しておきます。
スタートアップ
起動サイズ
を144 x 54にしました。行数はもうちょっと増やしても良いのですが、最初はちょっと小さめにして使ってみることにしました。
操作
選択範囲をクリップボードに自動でコピーする
をONに、複数のタブを閉じるときに警告する
をOFFにしました。クリップボードマネージャにDittoを使っているので、対象履歴が増えてもコピーしやすい方が助かります。
配色
配色はOne Half Dark
にしました。配色はWindows Terminal Themesで確認することができます。デフォルトで使用できる配色以外は、settings.jsonにテーマごとに設定を追加する必要があるようです。
プロファイル
Git Bash用のプロファイルを追加しました。ファイル操作などでたまにbash
を使いたくなるので…
その他の設定
透過
みんな大好きな透過です。90%にしました。ぼかしは無い方が良いので、"useAcrylic"はfalseにしています。
"profiles":
{
"defaults":
{
"colorScheme": "One Half Dark",
"opacity": 90,
"useAcrylic": false
},
フォント
どのプロファイルでも、HackGen Console NF
のsize: 11にしました。
"list":
[
{
"commandline": "%SystemRoot%\\System32\\WindowsPowerShell\\v1.0\\powershell.exe",
"font":
{
"face": "HackGen Console NF",
"size": 11
},
このフォント自体は別途インストールしています。
Oh My Posh
Oh My Poshは、以下のようにプロンプトをカラフルに彩ったり、現在の情報をプロンプトに追加してくれるツールです。
今回のWindows Terminalのインストールに伴い、Oh My Poshもインストールしてみました。これはWindows Terminal用というよりも、そこから呼び出される各プロファイル側で設定する必要があります。 WinGetを使って以下のようにしてインストールします。
winget install JanDeDobbeleer.OhMyPosh
PowerShell
PowerShellのOh My Poshの設定については、以下を参照してください。
Git Bash
Git Bashの場合は、oh-my-posh init
を実行すると出力されるbash関数を.bashrcにコピペしておけば適用されました。--config
にはthemeのjsonファイルを指定します。
oh-my-posh init bash --config /c/Users/(user)/AppData/Local/Programs/oh-my-posh/themes/mojada.omp.json
おわりに
Windows Terminalをインストールし、カスタマイズしてみました。実は初めにweztermを試してみたのですが、履歴をeditしようとした時にカーソルがズレたりしてイマイチだったので止めました。もうちょっと開発が進んだら、またトライしてみようと思います。
これでターミナルまわりは落ち着いたので、他の開発ツールについても同じように試してみたいと思います。